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〒500-8844
岐阜県岐阜市吉野町6-2ブラザービル2F

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058-263-2162・058-263-2164
miryoku@gifist.net


イビソクは測量会社として最新の計測技術を持っているのはもちろん、発
掘調査や図面作成、遺物整理など通常は各専門の会社が行うところを、そ
の後の修復、保存処理までをトータルで手がけることができる。平安京を
発掘できる唯一の民間企業でもある。文化財コンサルタントとしてもノウ
ハウを蓄積していくために大切なことは何か。森社長に岐阜聖徳学園大学
2年の置田くんがうかがいました。

株式会社イビソクは文化財事業と文化財・建設コンサルタントを中心とし
て事業展開している。文化財事業と聞くと、私は遺産の発掘や測量などを
思い浮かべるが、文化財・建設コンサルタントとははたして何だろうか。
まず、コンサルとは、お客様が抱えている問題の解決方法を提供すること
である。解決方法の提供の仕方はいくつかあるが、イビソクはどのように
して文化財・建設の解決方法を提供しているのだろうか。

発掘や測量など現場で作業をしている人は、さまざまな問題にぶつかる。
イビソクは現場で発生する問題の解決を現場の人が試行錯誤して考えてい
る。試行錯誤するなかで、多くの学びや気づきが得られる。その作業を通
じて、現場の人にはノウハウが蓄積していき、結果として、自社の技術が
より高度なものへと変化していく。この現場で培った技術を活用して、お
客さまが抱えている問題を解決しているのである。

元々測量の会社から始まった同社だが、それだけでは差別化が難しい。社
長は、「他と同じことではなく、人と少し変わったことをすることが大切
だ」という。それまで培ってきた技術は発想次第で広い分野に応用できる
のだ。

イビソクの社員は理系と文系の割合はほぼ5対5になっている。なぜかと
いうと、他のライバル企業と戦っていくには常に一歩先に行かなければな
らないからである。しかし、一歩先にいくということは、すべてが初めて
なことであり、正解がない。それを解決するためには、常に多様なタイプ
の人のさまざまな考え方が必要になっていく。だから、測量や調査を専門
とする理系だけでなく、文系の人も必要なのである。ただ、イビソクは理
系と文系の割合を一緒にすることだけが困難な問題に対応する方法と考え
ているわけではない。「普段はあまり聞くことがないような人の考えを聞
くことも大切だ」と社長は仰っていた。だとすれば、もちろん入社したば
かりの人の意見もしっかり一社員の意見として聞くことは当たり前なのか
もしれない。入社したばかりの人の意見もしっかり一社員の意見として聞
いてくださるということは、自分がやりたいことを素直に言えるというこ
とだ。自分のやりたいことができるということにもつながるかもしれない。
測量や建築、文化財が好きな人が集まっているイビソク。好きなことをつ
きつめ、知識を掛け合わせ新しい価値を生みだす。これが株式会社イビソ
クの魅力だと私は考えた。


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