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キーワードは「No.2」。建設コンサルタントや測量を請け負う株式会社ユ
ニオン・村橋社長が掲げる理念は創業当時から変わらない。業界1位、2
位になる前に 次のことを。その理念に込められた思いは何か。愛知淑徳
大学2年の工藤くん、竹内さんが、社長の想いをたっぷりヒアリングして
きました。

株式会社ユニオンは、建設コンサルタント、測量、補償コンサルタント、
文化財調査など私達の生活に関わる公共事業に取り組んでいる会社である。
会社に足を踏み入れると、素敵な書や絵などがあらゆる場所に展示されて
いてとても創造性に溢れる空間だった。そして、社長室に案内をしていた
だいた。社長は、村橋元氏だ。とても風格のある方だが、一度口を開くと
人間味に溢れ本当にまっすぐな笑顔の似合う方であった。

村橋社長は「会社の良いところも悪いことも話す、そうしないと本当の会
社は伝わらない」とありのままで接してくださった。村橋社長は、農水省
に務めて、国に貢献する仕事に携わっていた。しかし、発注者よりも現場
で働きたいという思いから起業を決意した。そこから大きく成長していっ
たユニオン、しかし順風満帆に全て上手くいったわけではなくその過程に
はたくさん大変な経験もしてきた。オイルショック、バブル崩壊、リーマ
ンショックなど様々な壁にも直面してきた。しかし、そのような時も「神
様は乗り越えられない試練は与えない」という思いからめげずに努力を続
け乗り越えてきた。このように乗り越えてきた強さがウチの会社にはある
と語る村橋社長の顔は自信に満ち溢れていてとても頼もしかった。

村橋社長と設計部部長の豊田政幸氏にこの仕事のやりがいを伺った。村橋
社長は、自分が関わった道路や橋などはいつまで経っても誇りに思える、
この誇りは何十年経っても忘れないとおっしゃった。村橋社長の目はとて
も力強く技術者魂を感じた。
豊田氏は道路など私達の生活にインフラはかかせなく、なくてはならない
もので国民の生活を影から支えていることが誇りだという。私達は普段あ
まり意識しないが快適に生活出来る背景には、このように技術者の人達が
いるからだ。建設、測量、農業のため池の耐震調査など、本当に多くの人
に支えられていると各部署の働く方々の話を聞いて実感した。

村橋社長のこれからやりたいことは、また新たに活躍していく人材を育て
ていくことだという。それは何故なら、今まで育ってきた人達をたくさん
見てきたからでその姿を見るのはとても嬉しいことだそうだ。ユニオンで
は、私達の暮らしを支えるためにたくさんの方々が一生懸命働き、成長し
ている。村橋社長は、今が幸せだと言っていた。今まで色々なことがあっ
ても、振り返ってみるとどれもが今の自分を形成するものとなっているの
は本当に前向きで格好いい生き方だと思った。私も見習って、これから失
敗を恐れないで挑戦したい。
これからもユニオンは、常にトップを目指して誰もが追いつけないほどの
スピードで成長していくだろう。

株式会社ユニオンは、主に道路や農業土木などの建設コンサルタント、測
量、補償コンサルタント、文化財調査を手掛けている会社だ。この会社の
おもしろいところは創業の40年前からある、「ユニオンNo.2の理」と
いう経営理念。このユニークな経営理念は村橋社長がたてたそうだ。
取材で会社へ訪問し、最初に村橋社長に挨拶をしたとき、私はザ・社長と
いうどっしりしていて厳しそうな印象を受け、恥ずかしながらガチガチに
緊張してしまった。ところが村橋社長は話し出すと一転、ユーモアたっぷ
りでチャーミング。村橋社長の言葉には優しさがあふれていて、思わずこ
ちらもほっこりして自然体になってしまうような、そんなお人柄だと気づ
いた。気づいたら取材前の緊張もほぐれ、村橋社長を尊敬の眼差しで見て
いる自分がいた。私はこの会社の村橋社長の存在に大きな魅力を感じた。

株式会社ユニオンは1970年設立、現在の従業員は82名。村橋社長が高校
卒業後、農水省に入省するも、発注者よりも現場で働きたいという思いか
ら退職しこの会社を起業した。起業して4,5年でオイルショックという
世界的な経済混乱に見舞われながらも、努力していれば乗り越えられると
いつも会社を守り、大きくさせてきた。お話を伺う中で、私は数々の計り
知れない試練に乗り越えた人の言葉の重みはこんなにすごいのかと感じた。

さて、なぜ“No.2”なのだろう。誰しも思わずそう思うだろう。それがね
らいだそうだ。疑問に思ってもらうことで奥が深くなる。また、No.1を
目指すのとはどう違うのか伺ったところ、スピード感が違うのだそうだ。
現段階で次のことを考えてトライしていかないと仕事はうまくいかないと
いう。

村橋社長は、私達学生に時間の使い方を大事にしてほしいと語る。どんな
に忙しくても自分の時間を作るということはできるし、時間を大切にする
ことでここまで会社を大きくすることができたそうだ。これは、“No.2の
理”で先述した、スピード感にも共通する。「時間は作るものだよ。」と
村橋社長は語る。私はこのユニオンの会社にそれが表れていると感じた。
なぜなら社内のいたるところにある書や玄関先にある日めくりカレンダー
はなんと社長の作品だからだ。代表取締役社長の日々のお仕事だけでも忙
しいはずなのに、こうやって芸術の趣味を嗜んでいる。社長は時間を作る
“プロ”だと思った。私自身、日々のアルバイトや学校に追われ忙しくて
時間がないと言い訳をして、やりたいことや夢への一歩を避けていたとこ
ろがあったため、社長の言葉は私の胸に刺さった。

また、最初と最後に「いつかやってみたいやこうしたいという大きな夢を
描くことで、実現しようときちんとする。だから、昔から自分も社員にも
夢ややってみたいことをなんでもいいから書くようにしている」と村橋社
長は語った。夢を書くだけで何か影響はあるのかと不思議に思ったが、社
長の数々の経験話を聞いていると自分が内に秘めている思いを描くことで
それからの行動が自分だけでなく周りにも変化を与えることを知った。ア
メリカへ社員旅行に行ったことも実は、あるひとりの社員が行ってみたい
と夢を書いたことから実現したんだそうだ。

創業当時から変わらない経営理念、経営理念の奥深さ。そんな理念を発想
した村橋社長は「僕は普通です。」とおっしゃっていたが、26歳で起業
しここまで会社を大きくさせてきた、天性の社長としての才能を感じた。
村橋社長の時間のお話も夢を書くことのお話もやろうと思えば誰にでもで
きること。私もやってみようと思った。実現する日がいつか来ることを信
じて。


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