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蛇口をひねれば水が出るという「当たりまえ」を支え続けて60年。
株式会社水生活製作所・早川社長の想いを
岐阜大学1年大西さんがたっぷり伺ってきました。

水生活製作所は、水栓バルブ発祥の地とされる岐阜県山県市美山地区(旧
美山町)で、1954年に早川バルブ製作所として創業した会社である。現在
の4代目社長が就任した際に、今まで下請けだけでやってきたが、「この
ままでは危ない」と思い自社ブランドを立ち上げた。自社ブランドは「水
回りの環境・健康・美容に特化したモノづくり」を展開している。中でも
浄水パーツは海外で多く売り上げており、中国にも関連会社を設立してい
る。樹脂プラスチックの会社を買収したり、新工場を建設したりと、前へ
前へと全力で進んでいる企業である。

水生活製作所の魅力的なところは大きく分けて二つある。
一つめは他の企業との差別化を図っているということである。
まずはデザインの差別化である。自社ブランドには他社に真似できない製
品にするために、意匠登録などの特許を取る知財戦略を行っている。今年
の夏、国からの補助金で3Dプリンターを買い、さらにたくさんのデザイ
ンを早く商品化できるようになった。
次に、売り方の差別化である。瀬戸焼の器や、エクステリア製品などとセ
ット販売することによって、お客様にどうやって使うのか想像できるよう
に販売している。他にも、ショールームで展示をして、具体的な使用例を
示している。

さらに、営業の差別化も行っている。普通の水栓バルブの営業ならバイヤー
と交渉するだけなのだが、直接バイヤーと販売店に行って販売員と話すこ
とによってお客さんの生の声を商品に取り入れている。また、商品にアン
ケートをつけたり、社員が自ら使うことによって様々な意見を商品に取り
入れている。
二つめは、社員教育が徹底していることである。
特に工場に関しては、社員の年齢が幅広く、工場内も広いなかで細かく作
業部門を分けている。社員は自分たちがつくっているもの自体だけを見る
と、何のパーツかわからない。すると、ただのルーテインワークになって
しまいがちだ。しかし、自分がなんという商品のどこを作っているのか、
その担当の部署の人たち全員がわかるように教育することによって、モチ
ベーションを上げる工夫をしている。
さらに目標を一人ひとりに持たせることによって誇りが生まれ、会社とし
てのまとまりが生まれる。
水生活製作所の今後の目標は、現在建設中の新工場がうまく稼働し、商品
をより早く市場へ届けるようにすることである。そして、数多くの水回り
製品を作り、「水回りなら水生活製作所」と呼ばれるようになることであ
ると社長は語った。
水生活製作所は全力で前へ進む、すごくパワーにあふれる会社だと私は思
った。


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