■運営団体
NPO法人G-net
〒500-8844
岐阜県岐阜市吉野町6-2ブラザービル2F

■問合せ
058-263-2162・058-263-2164
miryoku@gifist.net


一歩足を踏み入れると、ナチュラルな香りが漂う、木のぬくもりを全身で
感じられる住まい。
石橋社長が、家づくりを通して世に伝えたい想いとは?
愛知淑徳大学2年工藤君、愛知大学2年高橋君、岐阜大学1年大西さん、
三重大学4年羽田くんが取材させていただきました。

株式会社鷲見製材の魅力は、ただ家を売るのではなく暮らしをつくるとい
う点を大切にしているところだ。
代表取締役社長の石橋さんは、とても熱い心の持ち主だった。4代目社長
として就任してこだわりを持った仕事をしている。株式会社鷲見製材は、
ひだまりほーむ、季然、Woody Lifeと3つの事業部から構成されている。
その中でも、ひだまりほーむの認知度が顧客の中で非常に高い。電話対応
でもひだまりほーむで応対をしていたほどだった。
しかし、石橋社長はこの状況に問題を見出した。鷲見製材という名前をも
う一度構築し直したいと思うようになった。今では、電話対応も鷲見製材
を名乗るようになった。鷲見製材という名前の重要性を見出し今も活動し
ている。
そして、今の目標は株式会社鷲見製材を100億円企業にすることだそうだ。
大きな目標に驚いた私であったが、大事なのは金額ではないという。高い
目標を持つことによって、そこに果敢に挑戦していくことが大切であると
石橋社長はいう。今は3つの事業部で会社を運営しているが、8〜9つの事
業部展開にしてそれぞれが努力をしていけばその夢も叶うかもしれないと
いうことだった。とてもお話を聞いていて、夢を感じた。
理念にも、常に挑戦し続ける企業であり続ける、現状で満足するのはやめ
るというものがあり会社一丸となっての野心、上昇志向が感じられた。
社員の方々とも、石橋社長はフランクに話されていて取材陣の私達にもと
ても親切でこの社長の人柄もあってこそ高い目標に皆で向っていけるので
はないかと感じた。
その後、社員の方々にもインタビューをさせていただいた。経営管理部部
長の牛丸さんにこの仕事の魅力について質問をした。スパンが長いことが
大きな魅力の1つであるという答えが返ってきた。ダイレクトに家族に携
わる事が出来るというのはとても大きな魅力であるようだ。鷲見製材(ひ
だまりほーむ)で育った子供がまたここで家を建ててくれることがある時
などとても喜びを感じるという。その裏付けとなるのが20年定期点検保証
だ。この保障には長く住んでほしいという思いも込められているようだ。
幸せな暮らしを提供することを大切にしていることだけあり、とてもサー
ビス精神に溢れていて本当に顧客のことを大切に考えていると感じた。
最後に、社員の方々に取って石橋社長はどのような存在であるのか質問を
した。牛丸さんは、追いつきたい存在、そして何とか期待に応えたい存在
という答えが返ってきた。
この回答から、石橋社長はとても会社の中で愛されている存在なのだと感
じた。私もこのように熱い心を持ち続けたい。

私は今回、株式会社鷲見製材に取材にいかせていただいた。JR岐阜駅から
車で10分ほどのところにあり、今では「鷲見製材」より「ひだまりほー
む」という名前の方が知名度が高い会社であるという。現在の社長は4代
目で、初めて先代と血のつながりのない石橋社長になり、鷲見製材という
社名、かつて使用した社号をいま改めて復活させ、3代分の想いを継承し
ている。
鷲見製材は、従業員45人の、いわゆる中小企業だ。今回が初めての企業
取材であった私にとって、中小企業のイメージとは、少しさびれた、どこ
か元気のないものであった。しかし、こちらに行かせていただいて少し中
を拝見させていただいた時、明らかにその考えが間違っていることに気が
付いた。
その印象の変化の中、石橋社長へのインタビューをさせていただき、まず
私が驚いたのが、社長の魅力である。常に1番の明るさで社員を引っ張る。
積極的にコミュニケーションを図り、常に社員と会話をすることで、繰り
返し何がしたいのか、どのような理念で事業を行うのかをしつこく語り落
としこむ。こうすることによって、社員は意識をそろえ、同じ方向に向か
っていく。そして何より石橋社長が誰よりも熱を持って仕事をしている。
そうすることによって、社員をうまく巻き込んだ仕事ができ、常に会社は
ぶれずに成長できる。
そしてもう一つの大きな特徴が、地元愛である。「わが社はラーメン屋さ
んではない、みそラーメン屋さんである」という言葉がとても印象的であ
った。木材はすべて地元、国産のものにこだわる。さらに、手芸教室、味
噌造り教室などを開くことで、暮らしのワンシーンを提供したり、家を造
ることを最終目標とせず、その家族の幸せを作ることを常に考える。家は、
その家族の一生を預かるものであり、心までを豊かにする。子供は、大人
になるまでの大半をそこで過ごすので、家というのは、その子の人格すら
形成するものになるのである。
鷲見製材は常に挑戦する会社。これはインタビューで社長が言っていたこ
とである。つねに現状に満足せずに進んでいく。15年後の100周年に
は、壮大な目標を設定していた。しかし、厳しいとわかっていても、決し
て諦めることはない。それは社員も同じであった。任される仕事の目標が
大きいからこそやりがいがある。そんな社長、社員の熱意を、とても感じ
ることのできる会社であった。

鷲見製材は今年で85周年と歴史のある会社。木に関係した、その時代にあ
った仕事を行っている。現在は、15年前から国産の木を使った住宅事業を
中心に活動している。小さな子供がいる家庭をターゲットにした「ひだま
りほーむ」という事業部や季節を感じ、自然と共に暮らすワンランク上の
木造住宅ブランド「季然」といった事業を立ち上げている。

4代目社長の石橋常行氏は、15年前に大手住宅メーカーから転職している
が、三代続いた想いを大切にしている。使われていなかった屋号も復活さ
せ、「外から来た者」としての視点から「100周年で100億円企業になる」
という目標を掲げている。

石橋社長の言葉で一番印象的だったのは、「人を作り、暮らしを作る」と
いう言葉である。鷲見製材では、3か月に1回「すみせい根っこ塾」といっ
た社員教育の場を設けており、丸二日「人としてどうあるべきか」を考え
る時間がある。他にも、社長が会社理念を話すときは社員さんを同席させ、
目的意識や使命感を目覚めさせる社内教育に力を入れている。社員さんに
も話を聞く機会があったのだが、「社長は追いつきたい存在」、「だけど、
決して届かない存在ではない」と話された。なかなか社員さんからこうい
った意見の出る社長は少ないと思う。社長自身も「社員は優秀」と答える
くらい、信頼関係が出来上がっている。会社自体もすごくオープンなつく
りになっており、仕切りが全くない。会社が一丸となって、高い目標に挑
戦していることが伝わってきた。

暮らしを作るといった上で、お客様に対して「顔が見える家づくり」を大
切にしており、家を作るにあたって一回は郡上の森へ行き、材料となる木
をお客様自身の目で見てもらう「郡上ツアー」を行っている。20年間定期
点検や暮らしの学校などのアフターケアーも充実していて、単に家を作る
のではなくお客様自身の心を豊かにすることに重点を置いている。その上、
大事にしていることはきちんと伝えていくことで会社を守ることに繋がる
という考えを持っている。

鷲見製材は四代続いている力と強い信念によって、歴史を大切にしながら
も新たな道を切り開いていく会社である。心を豊かに、人づくり、幸せづ
くり、暮らしづくりと力あふれる会社として目標に向かってこれからも進
んでいく。

ひとたび玄関をくぐればひのきの香りが漂う。靴を脱ぎ、素足で無垢の木
の温かみを感じる。吹き抜けを見上げれば太くたくましい梁と桁が家を支
えている。家族の団らんの場となるリビングには薪ストーブとニレ製のダ
イニングテーブル。鷲見製材のショールームはぼくの憧れをそのままかた
ちにしたような素晴らしい空間だった。
お話を伺ったなかで最も印象的だったのは、鷲見製材がとことんターゲッ
トと商材を絞り込んで家づくりに取り組んでいるという点である。石橋社
長はそれを「私たちはみそラーメン屋さんをやっているようなものです」
と表現されていた。味のバリエーションは決して多くはない。しかし、一
つの味を突き詰め、とことんこだわり抜いたラーメンを提供する。そんな
思いが込められているのだろう。鷲見製材は岐阜県産材や国産材に特化し、
まちの気候や風土に適した家づくりを心がけている。
鷲見製材の家は決して安価な家ではない。顧客のあらゆる希望に応えるわ
けでもない。それにも関わらず、鷲見製材の家を建てたいと願う顧客は後
を絶たない。それは鷲見製材の提供する価値が顧客に深い共感を与えるか
らだ。家を建てるだけが工務店の仕事ではない。家づくりを通して、人々
にゆたかな暮らしを提供したいという強固な思いが鷲見製材の根を支えて
いる。ちょっとした日常が愉しくなるような暮らしを届けたいのだ。その
思いの欠片は、みそ作り教室や絵本の読み語り教室など、鷲見製材が家づ
くり以外に取り組むイベントにぎっしりと詰まっている。
マイホームを建てるなんて就職も結婚もしていないぼくにとってはまだま
だ当分先の話だと思っていた。しかし、ゆたかな暮らしは人生で最も多く
の時間を過ごす家から始まるという話はどうやら本当みたいだ。自宅のテ
ーブルに広がっていたハウスメーカーの新聞の折り込みチラシが無意識に
目にとまった。


▼click here▼

▼若者が選ぶ魅力的な企業のことについて知りたい方はこちら▼

take action!

■運営団体
NPO法人G-net
〒500-8844
岐阜県岐阜市吉野町6-2ブラザービル2F

■問合せ
058-263-2162・058-263-2164
miryoku@gifist.net