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「飛騨の匠」の技術を生かしたものづくりが盛んな高山市で、伝統と北欧
デザインを融合させた、あたたかみある家具を生み出し続ける日進木工。
愛知淑徳大学2年工藤くん・山崎さん、名古屋学芸大学3年三谷さんが伺
いました。

日進木工株式会社の魅力は、何といってもその高い技術力である。日進木
工の椅子は曲木という木の使い方を取り入れている。人の体にフィットし
強固な作りで愛着を持って長く使用が出来る工夫が施されている。この高
品質の裏付けとなるのが、10年保障だ。常務の北村卓也氏からお話を伺
っていて、10年保障という手厚いサービスの裏には自社の製品に対する大
きな自信があることが分かった。心から良い物を長く使って欲しいと願う
気持ちがあるからこそ、お客様に高いサービスを提供することが出来てい
るのだと分かった。テーブル、ソファー、椅子それぞれに手に取るお客様
のことを考えたまごころが込められている。

北村常務は、日進木工の製品をどのような人に手に取ってほしいかという
問いに対して、「生活を大切にし、長く使ってくれる方」と答えた。以前
は使い古しの文化の側面が強かった。しかし、近年いいものを買い長く使
おうという考えの人が増えているという。日進木工の家具を購入した方で、
10年、20年と長期にわたって愛着を持って製品を使用している人はとても
多いとのことであった。お客様の生活がより豊かになっていってほしいと
北村常務は言う。この言葉に、製品に対する情熱とお客様を思うまごころ
を強く感じた。私は、日進木工株式会社に伺う前からインテリアに興味が
あり、よく大手チェーン家具店に足を運び家具を見て回っていた。家具の
デザインや色遣い等に興味を持って観察していて、今までどれだけ長く使
えるか、品質はしっかりしたものかという点に大きなウェイトを置かずに
家具を見て、そして気に入り値段に手が届けば購入していた。しかし、今
回会社を見学して日本で作られた家具の趣を楽しみながら長く付き合って
いくのも良いのではないかという考え方も持つようになった。勿論、日本
で作られた高品質の家具を買おうと思えばある程度の出費は覚悟をしなけ
ればならない。今までの私であれば、その価格が壁となっていたが、北村
常務の製品に対する信頼、大きな自信を見ると、やはりいいものを大切に
使っていくのは素敵だと強く思った。

家には大きなお金を投資するが、家具には投資を惜しむ傾向が多い気がす
る。家と同様、家具も長く付き合うものであるし、生活を豊かにしてくれ
るパートナーの様なものなのでなないかと今回のインタビューをして考え
るようになった。

今回聞いたお話を大切に胸の中に留め、私も上手に家具と付き合って生活
を豊かにしていきたい。

最近の家電・家具では、大量生産されたものや輸入品が溢れている。私は、
家電量販店でアルバイトをしている。売り場を見ていると、価格帯も様々
で、様々なお客様が買っていく。とりわけ、安い価格帯のものがよく売れ
ていく。

日進木工株式会社の家具は、北欧系の家具からインスピレーションを受け
たシンプルなデザインで、強度に優れている。購入した家具は、10年間
保証している。実際、10年保証を利用するお客様は、ごくわずかである。
また、商品は、60kgのおもりを載せ8000回揺すっても、壊れるこ
とはないと言う。経済産業省2012年製品安全対策優良企業として、経
済産業大臣賞を受賞した、まさに折り紙つきの製品である。受賞のポイン
トとして、強度の高い、すなわち、安全性の高い製品製造が挙げられてい
る。

どの家具が評価されているのは、強度だけではない。強度を支える製造技
術も、評価されている理由である。木を蒸気で蒸して圧力で曲げる、曲げ
木と呼ばれる技術により、強度を上げ、さらに材料が少なくて済むという
利点も備えている。以前より、高山はものづくりが盛んであり、同社も、
創業68年の歴史と伝統を持っている。

技術だけでなく、材料に対するこだわりも強い。材料である、木を乾燥さ
せるのに1年から1年半かかる。それだけの期間、材料を在庫として抱え
ることになる。極力在庫を持たないよう、企業努力をしている企業が多い
中、私は強く印象に残った。

同社の家具が高品質であるには、技術だけではなく、作り手の意識が欠か
せない。常務取締役・北村卓也氏の思いの根底には、長く使える、良い品
質のものを作るというものを強く感じた。生活を大切にされる人、長く良
いものを使いたい人に、商品を手にしてほしいという。実際、修理してほ
しいとお客様が持ち込まれる家具は、20年を超えるものもあり、修理代
も新しいものが買える程だという。それでも、修理を望むお客様がいるの
である。そのようなサービスを行うのも、長く使いたいと思わせるのも、
同社の魅力である。

今後の目標として、既に韓国、香港、シンガポールでの販売を行っている
が、更なる海外進出、そして、ライフスタイルを意識したショールームの
拡大を目指している。

日進木工株式会社を支える柱-それは、『品質の良い家具を、届けたい』
という純粋な思いと技術だった。

今回、日進木工さんに取材に行って、ものづくりの大切さがよくわかった。
ショールームを見学させてもらったとき、日進木工で作られている家具に
実際に触ったり、座ったりしてみて、家具の一つ一つが丁寧に作ってあり、
見た目や触り心地がとてもよく、快適に長く使え、生活に合わせてデザイ
ンされていることが見ていてわかった。また、将来自分の家を買ったとき
に、こんな家具を置いて家の中のインテリアを良くしたいと思った。
椅子の背に使われている曲げ木が昔から長く使われている飛騨の技術で、
細い部材を使い、曲げることで強度と耐久性を出し、また廃材が出ないよ
うに材料の有効活用をして作られていることを知った。一つのモノを作り
出すには、様々なことを知っていなければ魅力のある良いものは作れない
と思った。
工場見学では、職人の方々が真剣に仕事をしているところを間近で見て、
それぞれの仕事に責任とほこりを持って作業していることを感じた。
取材をさせていただき、日進木工さんが昔ながらの技術を生かし、また守
っていきながら一つ一つの家具に自信を持って作っていることがわかる取
材だった。飛騨の家具のこれからのことを考えていて、地元のものを世界
中に広める話を聞いて、海外の家具の良さと日本の家具の良さはそれぞれ
違っているし、日本の家具の繊細さをと良さをたくさんの人に知ってもら
うことを考えていて、これからは日本だけではなく、世界に目を向けても
のづくりをしていくことが大事だと思った。


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