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カレーハウスCoCo壱番屋を11店舗経営する加藤社長のもと、単なるフラン
チャイズ店の概念には収まらない展開をしているのがホープだ。「なぜカ
レー屋さんがそんなことを?」と言いたくなるような話を聞いて、南山大
学3年の鏡味くん、名古屋外国語大学3年の浦田さん、愛知淑徳大学2年
の工藤くんも夢を膨らませてきました。

私が株式会社ホープを訪問させていただいて感じたことは「ユニークさ」
と「アットホームさ」だ。
感じたことの1つ目は「ユニークさ」。訪問させていただく前の下調べの
段階で、ホームページを見ただけも、それを感じた。ホームページに載っ
ている会社紹介の動画がおもしろく、社員の方のインタビューも載ってい
る。そのインタビュー記事自体も「夢はホープをのっとることです」や
「ホープ劇団を作ることが私の夢です」等ユニークさにあふれていた。そ
して実際に訪問するとそのことは確信に変わった。加藤社長以下社員の方
は一緒にいて楽しい、誤解を恐れずに言えば「かわった人たち」だった。
入って1年目の人の意見を取り入れドリームカフェや自作農園のドリーム
フィールドを作る等、他の会社ではあまりしないことなどを次々としてい
る。ちなみに株式会社ホープのコア事業は、飲食事業カレーハウスCoCo壱
番屋のブランドで11店舗のカレーレストランを経営することだ。CoCo壱番
屋はチェーン展開する段階での基準がかなり厳しく、10店舗以上経営して
いるオーナーは片手で数えることくらいしか存在しない。さらに起業をし
てから1年以内に過半数が倒産し、5年以内に80%が消え、10年以内
に95%が倒産するといわれているこの世の中で、20年近くにわたって
事業を伸ばし続けていることからもその実力がうかがい知ることができる。
加藤社長は「人はやりたいことをやっているときが一番楽しい」とおっし
ゃっていた。このことからもホープがユニークさと実力を兼ね備えた会社
であることをうかがい知ることができた。

2つ目は「アットホームさ」訪問の中で驚いたこととして休日にもかかわ
らず社員の方が会社に遊びに来ているということだ。通常休日に会社に遊
びに来る人間などはいないという僕の常識はいい意味で破壊された。また
その日の朝も朝食会を開き、社長自らが社員に朝ごはんを作るなど驚くよ
うな話が次々と出た。そのような風土になった理由として創業から数年は
働きすぎたため社員が次々と離れていったことが大きい、ということを加
藤社長から聞くことができた。訪問の中で社員の方たちにとってここはた
だの会社ではなく「第二の家」なのだろうと感じることができた。見てい
る中で社員の方は働くのがとても楽しそうであり、この会社はとても居心
地がいいところなのだろうと感じた。

以上のように株式会社ホープは「ユニークさ」「アットホームさ」を兼ね
備えた岐阜の魅力的な会社だと感じることができた。

私達に馴染み深いカレー。カレーといえばCoCo壱番屋。岐阜県でCoCo壱番
屋を11店舗経営する株式会社ホープ。フランチャイズのオーナーで10
店舗以上を経営している人は4,5人とごくわずか。その一人がホープの
加藤社長である。「食」に特別な想いを寄せる加藤社長と社員さんが思う
ホープの魅力とは。

第一印象でエネルギーがある会社だと感じた。実際に話してみるとその印
象通り、自分の信念と夢を持って働いている人がたくさんいた。独立とい
う夢を持って入社してくる社員も多くいる。
一番印象に残っているのは社長の幸せに対する考え方である。自分、社員、
アルバイト、お客さま。ホープに関わる人はたくさんいるが、幸せの基準
は人それぞれ。社長は人それぞれの幸せをとても尊重する心を持っている。
自分以外の人の幸せを考えることはとても難しいことだと思う。

社長がホープと出会い3年、ほぼ休みなしで働いていた。社長にとっては
それが当たり前で幸せだと思っていた。部下に対しても、自分の店を持ち
たいという夢があるのなら苦しくて当たり前だという気持ちで接していた
という。慢性的に疲れているという状態だったと社長は振り返る。だがふ
と気がついた時、社内には社員が3人しか残っていなかった。ほとんどの
社員がついていけなくなっていたのだ。その時社長は危機感を感じたとと
もに、幸せは人それぞれだと気づいたのだという。自分が幸せに思うこと
=社員も幸せ、ではないと。それから社長は一人ひとりの幸せの実現に向
け、さまざまな方向転換を始めた。その代表例が新規事業である。新規事
業を行うという計画はあるが内容は未定。社長が決めることはないと言う。
社員の誰かが案を持ってきて面白い事業を行うことを社長は心待ちにして
いる。

取材中、終始アットホームな雰囲気であった。取材に同席してくださった
社員さんも本当はお休みなのに会社に遊びに来ていたと聞いて驚いた。休
みでも社員が遊びに来る会社。居心地の良さが安易に想像できる。また、
アットホームな雰囲気は社長の人となりからもにじみ出ていた。社員さん
やアルバイトさんに対してとてもフレンドリーで冗談交じりの会話を耳に
した。社長という立場にも関わらず、よく店舗に顔を出し、皿洗いをする
こともあるという。社員を想い、現場に目を向ける優しさは社長が持って
いる魅力だ。

また、おもしろい取り組みも多くある。例えば、朝食会。ドリームフィー
ルドという農園を会社近くに作り、そこで採れた野菜を社長自ら調理して
社員と一緒に朝食を取る。その後それぞれ店舗に向かうのだ。また、ドリ
ームカフェと呼ばれる応接室。セルフのコーヒーを設置したり本や雑誌を
置いたり、応接室ではあるが社員が自由にくつろげるような工夫がたくさ
んしてある。CoCo壱番屋という枠に収まらない、ホープだからこそという
魅力をたくさん発見した取材となった。

株式会社ホープは、カレーハウスCoCo壱番屋11店舗を経営する会社である。
社長は、加藤幸滋氏だ。とても笑顔の似合う方で、明るく私達学生を会社
に迎え入れてくれた。
会社に足を踏み入れると、ドリームカフェという場所に案内をしていただ
いた。ドリームカフェは来訪者と話をする時や社員の方が休日遊びに来た
時に一息つける場所として設けられている。中には社員の方々の写真が飾
られていたり、ほかにも訪れた人の興味を惹く工夫がいろいろと施されて
いた。働く方々が楽しんでこの空間を作り上げた温かい雰囲気が感じられ
る。加藤社長はそもそも、なぜカレー屋を営もうと思ったのか。それは、
高校時代に遡る。加藤社長が高校生の時、初めてバイトをしたのがCoCo
壱番屋(ココイチ)であった。
そのココイチでのバイトは加藤社長が大学生になっても続けた。そして、
ココイチの仕事をする中でお客さまから「おいしかった」「ありがとう」
と言ってもらったり笑顔になる姿を見て次第にやりがいを感じるようにな
った。そして、今の会社を設立した。しかし、希望を持って会社を設立し
ても初めは辛いこともたくさん経験してきた加藤社長。事業を初めて3年
間は1日も休まず、がむしゃらに自分のために働いてきた、しかし気がつ
くと自分についてきてくれる仲間が全然いなかったという。

必死になるあまり周りを見ている余裕がなかったのだ。それから加藤社長
は考え方を変えた。自分が今できる仕事に力を注ぎ、力みすぎない、そし
て働く仲間のことも尊重する。
そして、地域の方々が喜ぶような地域色を出すような商品も生み出してい
き会社は前進し始めた。ホープで働く方々は今あらゆる目標を掲げて仕事
に臨んでいる。働いている方々は、とてもいきいきと輝いていた。目標や
夢があると人は大きな力を発揮し前に進めるのだと思った。そのそれぞれ
の働く方々の思いを加藤社長はとても尊重している。
お互いに尊重し合っているからこそ、この会社の暖かい家族のような雰囲
気が生み出されているのだと実感した。加藤社長は、ホープの理想像は
「みんなが幸せになること」と笑顔で話す。人はおいしい物を食べると笑
顔になる、加藤社長はその笑顔を見ることに何よりも仕事の喜びを感じて
いる。カレーはどれだけ食べても飽きない、月に20回は食べると言ってい
た。これからも加藤社長とホープで働く方々はお客様を笑顔にするため進
み続けるだろう。


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