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ものづくりを後世に伝えていくため、品質だけでなく、環境や
社会貢献にも力を入れている光製作所。
創業者でもある会長に、愛知大学2年高橋くんが取材に伺いました。

今回私は、光製作所にインタビューをさせていただく機会をもらった。光
製作所は、従業員数332名の、事業規模として、決して小さくない会社
である。さらに、中小企業という括りに分類していいのか、と思うほどの
設備を兼ね備え、今回の見学は、私の中小企業の概念をいい意味で覆して
くれるものであった。

光製作所は、創業以来金属部品加工を一貫して核として事業をしてきた会
社だ。そんな会社の一番の魅力とは、創業者でもある会長だ。会長は、常
に世の中の先頭を意識し、誰かがやるよりもまず自分から、という考えを
常に持っている。常に最新鋭の機械を導入し、他社との差別化を図る。こ
の考えは実際に経営学においても非常に重要な理論であり、先に行うこと
で他社が真似するころには効率化が図られコスト面において非常に大きな
差になるのである。

しかし、この上記の通称経験曲線理論は、機械設備等初期投資の存在が前
提になるため、金銭的に負担も考えられる。しかし、光製作所は過去65
年間借金経営をしたことがない。それには、先述の先取り戦略が非常に重
要なカギを握っている。常に他社より先に最先端の技術を導入し利益を得
ることで、その利益を次の設備投資や研究に回すことができるということ
である。それによって企業は永久的に利益を得ることができ、借金の必要
性もない。

さらに光製作所では、CSR(企業の社会的責任)にも力を入れている。地元
の小・中学校に毎年本を寄付し、読書感想文を募集し決まった時間にラジ
オ放送で発表する。これは子供たちに勉強や本にふれあってもらう機会を
確保するためである。つい先日では、大学の教授と一緒になり、子供たち
に衛星を教え、理科に興味を持ってもらう活動を行った。これらには、一
緒に地元から世界に羽ばたいていこう!という思いが込められている。

今回の取材は、私の大学の専門分野が経営学だということもあり、経営者
の手腕にとても魅了されるものがあると感じた。現代のめざましい技術革
新の中で生き残っていけるのは、やはり時代の先頭に立ち経営をする経営
者がいるからだと思う。そして私は今回、まだまだ日本には素晴らしい技
術がたくさんあることを、この光製作所でのインタビューで学んだ。これ
からもぜひ、優秀な人材を育成し、日本の競争力をこの笠松から世界へ発
信し続けてほしい。光製作所には、経営学も、電子工学等理系分野も、そ
れぞれがお手本にすべきものがたくさんあり、ぜひこのような企業がある
ことをみなさんにも知ってほしいと思う。


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