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中部地域のIT拠点として、進化を遂げている「ソフトピアジャパン」。
その中に所在する株式会社ソフィア総合研究所では、テクノロジーが進化
しても人と人とのコミュニケーションを大切にした技術開発に日々取り組
んでいます。名古屋大学大学院井上さん、名古屋工業大学大学院大藪くん
が取材に伺いました。

「社員を大事にする」ことがソフィア総合研究所の伝統であると西山社長
は語る。平成2年に会社が設立されて以来この理念が揺らぐことはなく、
社員が働きやすい環境が整えられてきた。ソフィア総合研究所では総合職
と一般職の区別はなく、仕事の内容、給料に男女の差は存在しない。産休
や育休、短時間正社員等の制度は社員の声に応えて導入され、多くの社員
に活用されている。現在46名居る社員のうち女性社員が18名という数
字や、産後の女性職員の多くが、職場復帰を果たしているという事実から
は、「社員を大事にする」という理念やそのための制度が会社に根付いた
ものであることがわかる。前社長が20年にわたり、築き上げてきた「社員
を大事にする」という伝統を大切に守っていきたいと語る西山社長からは、
それが会社にとってもプラスになるという確信が伝わってきた。平成3年
の入社以来ソフィア総合研究所と共に歩んできた西山社長は「働きやすい
環境を整えることで、社員には会社と共に長く走り続けてもらえる。個人
的なキャリア形成や報酬も大事であるが、それ以上に社員一人ひとりがチ
ームとしての成果に執着し、会社を大切に思ってくれるようになる」と断
言する。昨年、前社長からのバトンを引き継ぎ社長に就任した西山社長に
とって「社長とは役割であり、偉いということではない。そして常に謙虚
に学び続けるもの」だという。社員との間に壁を作らず、社員と横並びで
働く社長の存在は、「社員を大事にする」という会社の理念を体現してい
る。
ソフィア総合研究所では制度を一方的に導入するのではなく、その時その
場にある社員のニーズに応えて制度を作ることで働きやすい環境づくりを
実現させてきた。お客様に対しても、ニーズを聞き、新しい技術獲得にチ
ャレンジし、何もないところからニーズを形にしていく。仕事においても
会社の制度においても、そこにあるニーズをすくい上げそれに応えるため
に変化し成長する柔軟性があり、それが「当たり前のこと」として定着し
ていることは、ソフィア総合研究所を20年間成長させ続けてきた理由で
あり、強みなのではないか。
県内の企業が集まって岐阜県の情報産業を活性化させようという目的で設
立されたソフィア総合研究所は、近年では愛知地区や首都圏にもビジネス
を展開している。ソフィア総合研究所の今後について西山社長は「『社員
を大事にする』という核は変えずに会社として成長していきたい」と語る。
これまで私は、売り上げや規模などの数字を目標に、自分を追いつめて必
死になることで力をつけるのが「成長」だと考えていた。本当に社員の心
身の健康を考えワークライフバランスを実現し働きやすい環境をつくるこ
とが社員の成長を後押しし、社員の成長によって会社も成長しているソフ
ィア総合研究所との出会いは、「成長」のカタチはひとつではないことを
気づかせてくれた。今回の取材前に抱いていた「中小企業の社長」のイメ
ージとのギャップこそが、ソフィア総合研究所の魅力なのだろう。

岐阜県の地域の情報化に積極的に貢献ために平成2年に設立されたソフィ
ア総合研究所。ここは、様々なニーズに応え続けてきた企業である。ソフ
ィア総合研究所は「顧客」と「社員」のニーズに応えてきた。「顧客」の
ニーズに応えるには、相手が使いたくなるものや使いやすいもの、欲しい
ものを提供する必要がある。その為に、「相手の要望を聞く」という人と
の対話を重要視している。相手の要望をより反映させたものを作る為に相
手の会社の中でチームを組み業務を行うこともある。また、IT産業は、
日々新しい技術が出てくる業界で競争が激しい。時代の流れで多くの企業
が乱立したが、その中で設立から20年以上続いていることは素晴らしい
ことである。しかし、業界の中で生き残る為にといって大きなノルマを課
したり、社員に無理をさせてきた訳ではない。社長は「ノルマなどを課す
ことでそのヤマは登ったり越したりすることはできると思う。しかし、そ
れはその場しのぎであったり一時的なもので長続きしない」と言う。この
発言からノルマは課さないという方針であることが、事実であることを確
信した。IT産業といえば、たくさんの仕事を任され日々追われながら業
務を行う、というイメージがあったが、ソフィア総合研究所ではそうでは
ない環境で働けるということを知った。そして、これは「社員」のニーズ
の一つである。
ソフィア総合研究所は「社員を大切にする」という社風を長年継続してい
る。「社員を大切にする」という言葉は企業説明会等で良く耳にする言葉
であり、実際は言葉だけであったりしていてどうなっているかは分からな
い。取材に行って、ソフィア総合研究所では言葉だけでなく実際に社員を
大切にしていて、社員のニーズを満たしていることが分かった。満たして
いるニーズの例を挙げてみる。まず、先程に述べたようにノルマなど課さ
ない働きやすい環境の提供。働きやすい環境は人それぞれであるが、ノル
マを課さないことで変なプレッシャーを感じることなく業務を行える。育
児休暇、産後休暇を導入するだけでなく、それらの制度を利用しやすい環
境づくりを積極的に行い、子供を産んでから仕事に復帰しやすいように短
時間社員制の導入なども行っている。このような取り組みにより、子供を
産んでから仕事に復帰する人は多い。男性女性が共に働きやすい環境作り
を積極的に行っている企業として、ソフィア総合研究所では、女性社員の
ニーズにも積極的に耳を傾けている。
このようにソフィア総合研究所は「顧客」、「社員」等のニーズをすくい
上げることで柔軟な変化、成長してきた会社である。


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