■運営団体
NPO法人G-net
〒500-8844
岐阜県岐阜市吉野町6-2ブラザービル2F

■問合せ
058-263-2162・058-263-2164
miryoku@gifist.net


日本が誇る「檜」を使った木製浴槽を世に送り出している檜創建株式会社。
伝統とモダンを融合させた美しいデザインの浴槽を通して、世界に何を伝え
たいのか。
愛知淑徳大学3年竹下さん、南山大学3年宮田くんが迫りました。

・伝統を守るだけではなく、時代に合わせて変革をもたらす
和テイストでありながら、近代的なデザイン。
天然木なのに、“たが”なしで美しい曲線を描く。

・着実に、まっすぐ、“温かく包まれる空間”を作りつづける
創業当時は製材を扱っていた。そこから木工や家具など作っていたが、先
代の社長の「バブルが弾けた。次は癒しを求める時代になる!」との先見
の明から始まり、2代目社長は見事成功させた。社長は「ホンキで考えて
考え抜く、逆境にトライし続けてでもやりたいことをする、みんなの同意
が得られるまで説明してくれる人。」という印象を受けた。社長は職人で
はなく経営者として常に自らアクションを起こしている。だからといって
好き勝手にするのではなく、絶妙なバランスで会社をまとめている。

・日本の美しさを世界へ
檜創建がしているのは国産の材木、特に木曽檜を使ってバスタブをつくる
こと。日本人のアイデンティティーをくすぐる檜。実は海外からも引き合
いが。木目の美しさや檜の香りは日本だけでなく、世界の人々から愛され
る。大きな旅館だけではなくて、個人宅や高級ホテル、介護用などのバス
タブ空間を専門でつくっている。
社長は今、檜で創る新しい取り組みを始めた。
・五感で体感できるモノ
・木工や入浴剤など
・技術力アップ
昔の檜風呂は湯を張っておかなくては悪くなってしまったりし、丈夫とは
いい難いものだった。しかし、技術の進歩によって空調がしっかりしてい
れば手入れの仕方によって、また木の個性によって違うが10年程使いつづ
けられるそうだ。それでもまだ、足りないと言う。
もっと檜を丈夫にすべく、技術向上をし続けるそうだ。
《今後の課題》
海外から引き合いがあるのは嬉しいこと。
しかし、もっと檜の魅力を伝えるためには文化まで理解し使ってもらうこ
とが大切だ。ものづくりはモノつまり檜という材料だけが大切なのではな
い。そのモノを創ってくれる“人が宝”。技術を絶やさないためにも人の
育成をしなくては。
《私の感想》
いろんなことに興味がある!新しいことに挑戦したい人なら楽しく働けそ
う。職人肌の人ばかりでなく、まっすぐで誠実な人が求められている。企
画に販売促進、イベント(展示会等)運営などやりたいことを見つけられ
るチャンスがここにある。

【湯船を通して、人と人の温かいひと時を大切にする】
檜創建は、岐阜県中津川市坂下にある木曽檜を用いた檜風呂を中心に、木
製風呂製品を手掛ける浴室総合プランナーである。一般家庭から宿泊施設
まで、ユーザーに合った木風呂を提案している。檜の魅力は、「香りや、
におい、手触り、五感に訴える」にあると言う。元々は檜の製材業から始
まり小物など手がけていたが、「これからは“癒し”が求められる」と考
え、地元の伝統的な職人技と檜という最良の資源を受け継いで、檜の浴槽
を作り始める。お湯の癒しの環境をより豊かなものとすることを目指して
いる。檜創建は、湯船を通して人と人の温かいひと時を大切にする。

【岐阜の檜風呂を、一歩ずつ外に発信する】
木造のお風呂は水回りが難しく手間がかかり、大手メーカは木造ではなく
ステンレスのお風呂を手掛ける。価格競争の中、“ウチにしかできないこ
と”を考える。小栗社長は「新しいことをやらなくちゃいけない」と考え、
檜風呂の新しい価値を生み出そうとしている。機能はもちろん、そこにデ
ザインを加え、付加価値をつける。2010年には、丸型木性浴槽に「タガ」
が不要になる、進化した檜風呂「O-Bath」を生み出す。多様性のある浴
槽の提案をしている。最近では、介護の分野にも届けられ、木造風呂なら
ば加工しやすく滑りにくく、お年寄りにも喜ばれる。また、ものづくりを
するのは人間であり人間が一番大事という考えから、人間味ある対応力と
対人スキルを重視し、数値では測りきれない心の部分を大切にする。その
ために毎日社長の考えを社員に伝える時間を持ち企業理念を共有する時間
を持つ。職人と社員と社長が、伝統と新しいものに一人ではなく集団で対
応している。一歩ずつ一歩ずつ積み重ねて社員の皆さんを大切にしながら、
北海道から沖縄まで岐阜の檜風呂を外に発信する。檜創建は、岐阜の檜風
呂を一歩ずつ外に発信する。檜風呂には職人と社員と社長の魂が込められ
ているのである。

【地元の職人技と、檜という最良の資源を受け継ぐ】
檜創建の今後の展望は、職人技と檜の素材で、自然を感じる驚かせるもの
をつくっていくことである。耐久性や木工に工夫を加え、新しい入浴空間
を創作している。そして海外に向けても岐阜の檜風呂という日本の美を届
け、海外との交流を図ろうともされている。檜創建を次代に渡し続けてい
くべく、地元の職人技と檜という最良の資源を受け継ぎ、若者や新しい職
員を受け入れ地域に還元している。


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